世界第2位の長さをもつ青函トンネルの作業坑を見学してきた



先週青森・北海道を旅行してきた時に青函トンネルの作業坑を見学してきた。とてもよかったので紹介してみる。

青函トンネル記念館は、本州側の青函トンネル工事の拠点が工事完了後に博物館になったもので、実際に工事で使用した作業坑の一部を見学するかとができる。地上の建物では青函トンネルの工事の記録や、どういった技術を用いて作られたかなどが解説されている博物館になっているが、メインはやはり青函トンネル建設時に使用された青函トンネル竜飛斜坑線と体験坑道の見学である。


 
 
トンネル建設時、岩盤からの異常出水が多発し、度々トンネルは水没したりしたそう。一番出水した時には毎分85tもの出水を記録したのだとか。当時の難工事っぷりを伺うことができる。

 
 
いよいよ体験坑道を見学しに行く。見学できる作業坑は海底下140mにあり、そこまではケーブルカーをに乗って一気に降りていく。ちなみに鉄道免許を取得しているらしく、日本一短い私鉄を自称している。近くに実際の保守作業で作業員が乗るケーブルカーが安置されていた。この青函トンネル竜飛斜坑線として公開されている斜坑以外にもいくつもの斜坑が作られているが、実際に公開されているのはここだけ。往復1000円ほどで乗車可能。


 
 
この鉄門の先には青函トンネルで使用された作業坑が地下200m、海底下140mまで続いている。ケーブルカーが運行しないときは作業坑の入り口は厳重に締め切られている。これは高低差による気圧の違いで地下へ強風が吹き込むのを防ぐため。

 
 
作業坑まで下降中。。。全長は約800mあり先が全く見えない。写真で見ると普通のトンネルを突き進んでいるかのように見えるが、実際には相当傾斜がキツく、レールの隣の歩道は階段になっている。隣のパイプは洞窟内から湧き出る水を排水させるためのもので、青函トンネル全体で毎分20tもの湧き水が出ているという。

 
 
体験坑道駅へ到着。地上からの深さは200m・海面下140mとなっており吉岡海底駅廃止後、この駅は日本で一番深い駅になっている。ケーブルカーはここで終点だが、フェンスの先にはまだ線路が続いているみたい。どこかから水が湧いているのか、水の流れる音が坑道全体に鳴り響いていた。


 
 
地上まで770mの表記。

 
 
海底下にあるからなのか、洞窟のひび割れた箇所から絶えず湧き水が出水している。

 
 
自転車が置いてあった。作業員が使用したりするそう。

 
 
トンネルは結構色んなところへ分岐していたり、別のトンネルと繋がっていたりしていて結構迷路みたくなっている。青函トンネル本体も3本ほどのトンネルが並行して通っており、その内の1本に電車が走っていて、残りは避難路や電力線・通信線用のトンネルになる。



 
 
トンネルから湧き出た地下水で魚を飼育しているらしい。この地下水は海水のようにしょっぱいため、海水魚などは飼育できるのだとか。その後ろには別のトンネルと合流する地点があり、そこから地下水が川のように流れていた。本当に至る所から水が湧いている。


 
 
しばらく歩くと展示物などが並んでいる体験坑道へと案内される。青色にライトアップされてて綺麗。


 
 
体験坑道には当時使用されいた作業用のトロッコや道具などが展示されて、音声による解説なども流れていた。




 
 
体験坑道を抜けると別のトンネルと、そのすぐ先にフェンスと堅牢な扉が設置されている。この扉とケーブルカーの地上駅にあった扉は連動しており、両方とも開いた状態にはならないようにしている。この先には龍飛定点と呼ばれる元々龍飛海底駅だった場所に繋がっており、その先には北海道新幹線などが走っている。すごくエモい。。。


 
 
ちなみに北海道新幹線から見た龍飛定点。この先にあのフェンスの場所に繋がっている。(超高速で走っている新幹線の車内から撮ったのでブレブレ。。。)

 
 
現在の龍飛定点は、乗客の避難用にとして存在しており、この坑道の先にある体験坑道駅からケーブルカーに乗り地上へ避難する。実際に旅客が使用する想定なのでベンチなども設置されていた。




 
 
見学が完了し再びケーブルカーへ。帰りはなんとなくスピードが速かった気がする。

 
 
博物館の外にも工事で使用された車両や道具類などが当時の状態のまま展示されている。メンテされてないのか朽ち果てている。。。


 
 
博物館の近くにも青函トンネルで使用していた作業坑の跡などが残っており、その中の一つは地震検知装置が設置されてたりした。


 
 
この電力線は青函トンネルを通って北海道へまで接続されている。

 
 

終わりに

数ある博物館の中でもこのように当時使用していた作業坑に実際に歩いて見学できるのと、青函トンネルのような巨大構築物の裏側などが見学できたりする貴重な場所なので、ここに行けてかなり満足した。ただ一つ、アクセス性などを除けば。。。

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